2005年10月27日
落ち武者
以前、高野山へ友人3人と行った内容を書いた事があります。実は、その時一緒にいたのが因幡なのです。
そして、高野山での宿でちょっとした事件がありました。「白いワンピースの少女」の時、一緒に書こうかとも思ったのですが、話がいろいろ飛ぶとまとまらないと思ったので省略したのです。
宿屋の事件とは・・・
その日高野山へお参りをした後、予約をしていた宿(お寺)に泊まります。
それからの予定は、夜の10時頃にもう一度本堂までゆっくりと歩いて行こうというものでした。
※高野山に泊まられた事の無い方は、是非一度体験される事をお勧めします。宿は普通の旅館もあると思いますが、やはりお寺をお勧めします。食事は精進料理になりますが、食べきれないくらい出ますから心配要りません。肉が無くても全く気にならないくらいおいしいです。
お酒の持ち込みも良いみたいです。それと、朝は5時起き、などという事はありません。最も、早起きをして境内を掃除したいという方はされても結構だと思います。文句は言われません。(^_^)v
「白いワンピースの少女」でも紹介しましたが、夜中の高野山は厳粛な空気に包まれていて、歩いていると人生や自分の生き方を考えさせられます。
さて、夜中の拝観を終えた僕達3人はお寺に帰り、しばらく雑談した後寝る事にしました。
霊感の強い因幡は、このような場所に来ると何か感じるものがあるかな、と少しは期待していたのですが、特に何もなくそのまま寝ました。
ところが、真夜中・・・・
隣で寝ている因幡がなにやらうなっています・・・うう・・・うう・・・と、うめき声を上げているのです。僕は、因幡のうめき声で目を覚まされました。
初めは単なる寝言かと思っていましたが、様子が変だと感じるのに時間はかかりませんでした。急に僕の腕をつかんだ因幡の形相は明らかに恐怖にゆがんでいたからです。
おい、どうした!大丈夫か!
そう言って僕ともう一人が因幡を起こします。
起こす、といっても因幡は大きな目を開けて一点をにらんでいます・・・明らかに様子が変なので、何度も力ずくで体をゆすりました。
それから正気になった因幡ですが・・・・・汗だくになって肩で息をしています。
因幡を落ち着かせてゆっくりと話を聞いてみると、こうです・・・・
真夜中、ふと目が覚めると・・・部屋の隅に何かいる・・・よく見ると鎧を纏っていて手には刀を持っている。自分の方にゆっくりと歩いてくるのだ・・・怖くなったので動こうとするが、金縛りにあって動けない・・・声も出ない・・・
よろいは体だけで、顔は切られたのか血が吹き出している。髪もばっさりと垂れ下がり、「落ち武者」そのものだったと言う・・・それからは僕達がゆすって声をかけると落ち武者はすぅっと消えた、と言うのです。
もちろん、僕たち2人は何も見ていません。この話が本当だと断言は出来ませんが、因幡の様子からして冗談を行っている様子でもありません。目を開けて夢を見ていた、または幻覚をまたとも考えられます。しかし、さまざまな奇妙な経験をする因幡ですから、このような事があっても不思議ではありません。
でもこんな体験をするのだったら、普通の人でよかった、とつくづく僕は思いますね。
それから僕達3人は、もうすぐ冬を迎える高野山を後にして山を降りました。
あれから今まで2度高野山に登りましたが、その時に一緒だった仲間にもこのような事は話していません。このブログが初めてです。「白いワンピースの少女」の話も、直接言葉で言ってしまうと・・・なんか、単なる怖い系のネタ程度で終わってしまいそうで嫌なんですね。
奇妙な体験って、怖いけどロマンチックなものですから。
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この記事へのコメント
でも、落ち武者が血だらけで刀を持って自分に向かってくるのは、絶対に見たくない。
私もあまり霊感ない方なので、良かった(笑)
≪しっぽなさんへ≫
同感です。実は、高野山ではこのような姿の霊は良く見かけるそうですよ。この因幡だけではなく、他の方からも聞いた事があります。ま、僕達には関係の無い事ですが・・・よかった。





