2005年12月03日
鬼
先生、僕の家、鬼が来るんです・・・本当の鬼です。
中学生の男子生徒がこう言いました。
来年、2月になれば高校の推薦入試があります。それまであとわずかだから・・・というお決まりの話をしていたときに、ある生徒が思いつめたような表情で話をしてくれました。
2月3日になると、本当に鬼が家に来るのです・・・と。
僕はすぐに答えました。「2月3日ねぇ・・・それは、自治会の方がお面か何かをつけて家々をまわるんだろ?」
生 徒「お面はつけていません」
けんと「あ、それなら直接ぺインティングかぁ〜」
生 徒「・・・・・・・・」
このあたりまでは、僕は正直言うと面白半分に答えていました。だって、2月3日に毎年やって来る鬼、って普通はこのように考えるでしょう?
生 徒「先生!僕は中学生ですよ!何で人が化けている『鬼』が怖いんですか!僕が言っているのは本当の鬼の話です!」
どうやら、何か・・・本当に何かあるようだ・・・だから、僕は真面目に聞いてみる事にしました。
彼によると、2月3日に毎年来る鬼は何者か分からない。鬼が来る前は、突然家中の電気が、バチッ、と消えブレイカーも落ちるそうだ。そして鬼が現れる・・・・この現象に毎年家族がおびえている、という。
今年は、自衛のために思いきって短い刀(正確には長いめの大型ナイフ)を買ったと言うのです。ここまで聞かされると、ただ事ではないと思い、詳しく話を聞いて見る事にしました。
鬼が現れるようになったのは、お父さんが子供の頃からだと言うから、ずっと昔からのようです。そして家族も、もう、あきらめ気味だと言うことです。
彼(生徒)が小学生の頃、本当に「鬼」なんだ、と言うので心配した担任の先生が「じゃ、その2月3日に行ってやる」、と言いほんとうに行ったそうです。
けんと「で、どうなった?」
生 徒「それが・・・階段から落ちて大怪我をしました。」
けんと「・・・じ・・・じゃぁ、今度は俺が行ってやる (-_-;)」
この話を全て信じたわけじゃありません。でも、彼の言う鬼の招待が何なのか知ってやろう、という気持ちが収まらなくなりました。分かっている事は、彼が真剣に何かを伝えたがっていると言うことです。
鬼の姿をした自爆霊なのか、自治会の悪酔いしたパフォーマンスなのか見極めてやろうと思います。
でも、生徒が言います。
「先生、どうなっても知らないよ」
※普段は普通の生徒から突然このような事を聞かされると、どうしていいものか対応に困りますね。
以前の『不思議な少女』と同じように・・・
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この記事へのコメント
読んでて恐くなりました・・・
こういう現象って・・・苦手です(T_T)
お風呂とか一人で入れなくなってしまいます
・・なんて言う私も幽体離脱とか、金縛りとか、あってるんですけどね(-_-;)
でも、もう二度と経験はしなくないです
鬼退治に行かれたら様子をまたお知らせしてくださいね
楽しみのような恐いような・・・
≪mariaさんへ≫
内容がマジだっただけに、ちょっと良くなかったかも知れませんね。怖がらせてしまったのならすみません。
次はもっと明るい話を書くようにします。(^_^;)





