2009年04月28日
仲直り
お店に20代後半とみられる、美しい女性が入ってこられました。
「前に買ったプレスの糸が切れたので直してください・・・」と少し複雑な表情です。
差し出されたブレスを見て、すぐにお客様を思い出しました。
去年の10月ごろ、お昼過ぎで店がとっても暇な時間に来られた方です。
仕事中にふらりと寄られて、長い時間をかけて選ばれたブレスなのです。
そのお客様を恵子さんとしましょう。
恵子さんは「切れてしまったブレス」に対して、怒っているような困っているような悲しいような不思議な表情をされておられます。
大きなオーラクォーツの間に小さめのラピスラズリが並んだデザインです。ショップ開店の初期に作った作品ですからよく覚えていました。
切れた糸を直しながら恵子さんとお話をして分かったのは、ブレスの糸が切れてしまったのは、たまたまあるものに引っかかったからなのですが、しばらくして彼氏と大ゲンカ・・・。
未だに修復不能だとのことです。
恵 子「私、いつも一言多くて・・・その上すぐに謝れないからダメなんです・・・」
恵子さんは、可哀そうに相当へこんでいます。(-_-;)
けんと「では、この連休に仲直りする機会を作らないといけませんね。何かご予定はおありですか?」
恵 子「いえ、それが何も予定がなくて・・・」
けんと「じゃ、早くイベントを作りましょうよ」
恵 子「彼が・・・『この連休の間にしばらく考えたい』って言うの」
けんと「(かなりヤバイんじゃないか、これは・・・(>_<))」
しばらくして恵子さんは可愛いブレスをカウンターに持ってきました。最近作ったもので、薔薇の彫り物のローズクォーツを中心に、ピンクオパールとラベンダーアメジストと水晶をオシャレにデザインしたものです。
見るからに女性らしいキュートなものに仕上げました。
恵 子「これを付けていると少しは素直になれるかな・・・」
こう呟いた恵子さん、なんとしおらしくて可愛いじゃありませんか・・・
ブレスの代金をいただいたあと、僕から彼女に石をプレゼントしました。
アクアマリン・ぺリドット・サード二クス・レッドジャスパーを巾着に入れたものです。
けんと「今度彼にお会いする時は、これも身に付けていてください」
この組み合わせ効果は簡単に言うと、「人間関係のトラブルを修復し、恋人とのいさかいも見事に解決し、互いの絆が深まります。その後の二人の関係は、暗闇の中にも一筋の光明が射し示すように安泰の兆しが見えるでしょう」というものです。
まぁ、一言で言うと「仲直りの最強タッグ」ですね。
しかし、彼女が持つラピスの意味もきちんと申し上げておきましたけど・・・
ラピスラズリは「幸せを導く≪幸運の石≫と呼ばれますが、一方で、持つ人の魂の成長を促す石」でもあるのです。
ラピスは、持ち主が成長するための試練も与えてくれます。でも、その試練は結果的に「あれがあって良かった」と思えるようなものです。
厳しい石ですが、もともとは守護の力も兼ね備えている石です。その人が超えられないような試練は決して与えません。
恵子さんは、しばらく考えてこう言いました。
「もし・・・もし、仲直りが出来なかったとしたら・・それは意味があるのでしょうね」
けんと「たぶん・・・。でも、最強タッグが全力で頑張って支援してくれますから安心してください」
その後の結果については、またいずれ書く機会があると思います。





