2009年05月20日
カウンセリング力
ブティックで洋服を買いに行くとします。
過去に買った服だとか、体型の悩みだとか、自分に合う色の相談などはするかもしれません。
シルバーアクセサリー売り場では、彼氏や彼女とのなりそめの話しはするかも知れません。
食料品店では、自分の健康についての相談はするかも知れません。
しかし、もっともっと掘り下げたプライベートな話はしないのが普通でしょう?
僕たち石屋はある意味、カウンセラーの力も必要だと思ってきました。
初対面にも関わらず、自分がパニック症であったり鬱病であったり、夫婦の関係が悪化しているとか、子育ての悩み、不妊症の悩みなど、さまざまなことを話されます。
みなさん本気です。石を選ぶに当たっては、この状況を変えたいと藁をもつかむ気持ちで話されるわけです。
聞いているこちらは、どんなに重い話であろうと聞いた以上はがっちりと受け止めなければなりません。
相手の要望に対して、どの石がどうサポートしてくれるかの組み合わせを機会的に選び出すだけではなく、相手の状況を限りなく感じ取って上げて、上手に前向きな気持ちにさせて行かなければなりません。
店に入って来られたときと出て行かれるときとは、違う気持ちになってもらわなくてはならないのです。
そう、「来てよかった」
と感じてもらわないと。
今まで何度も言っていることですが、石は魔術師ではありません。本人が「これがあるから大丈夫!」と信頼できるお守りであり、後方支援でしかありません。
「大丈夫!」と信頼できるためには、本人の気持ちに共感し、相手の目線で、今は何が(どのような要素)が必要かをアドバイスできなければなりません。
そのためには、最低限のカウンセラーの勉強はしておかなくてはならないと思い始めています。今までは、教育という現場で培ってきた経験が役にたっていますが、その程度では全くダメです。
大人相手ではまだまだ勉強不足である事を実感します。
石を媒体に、お客さんの心の中まで入り込んでいくという、このような責任ある仕事をさせていただいて本当に感謝する毎日です。





